OpenBSD の ports メーリングリストに Marc Espie が the sorry state of japanese software という投稿をしました。 「Anthy がいいって言われたけど、日本で開発された IM 関係のソフトって、英語の文書がなくて困るよ」 ということのようです。
日本語がわからないとダウンロードの場所さえ見付けられないプロジェクトもあるようです。 我々日本人は普段、英語で書かれた資料について「和訳してくれる人はいないのかなぁ」と思うことが多々ありますが、 英語圏の人も「これ英訳してくれないかなあ」と思っているわけですね。
インチキ英語でもいいなら書くけど。
でも英語圏の人たちからすると、「PCに漢字ROMが搭載されだしてから、ソフトに漢字が使われ出したので困った。それまでは文法的に間違っていたとしても英語が使われていたため、とりあえず理解はできたのでよかった」ということらしいですよ。MSXの例ですが。
こちらで議論されている”英語圏の人たち”ですが、アメリカ人だけではなくスペイン人だったり、フランス人だったりする開発者のコミュニティです。そのひとたちもみんな英語は母国語ではないです。にもかかわらず、英語を共通言語にして開発を進めています。
言いたいのは日本のソフトウェアを世界に広げたければ日本人対外国人の考え方(極端ですみません)を捨て努力してminimumの英語ドキュメントでも作るべきだと思います。
うほ。ごめんなさい。
「学校での英語教育は役に立たない」というプロパガンダが蔓延しているせいか、みんな「自分の英語は英語圏の人にはまったく通用しないデタラメだ」と思い込んでいるようですが、中高での英語の成績がそこそこで、まがりなりにも英語の試験がある大学に合格しているのであれば、もちろん無茶苦茶な場合も多いけど、まぁ何を言おうとしているかは伝わる英語は書けています。
英語力うんこな自分だけど、それでもとりあえず外人と会話はできたよ!聞き取れなかったら"Please say again."とか slowlyとか言えば大丈夫!それに、日本に来る外人も、「日本人はゆっくりしゃべれば聞き取れる」と案外知っているんだよね。
あと日本の英語教育は立派です。役に立たないなんてことは全くありません。まず「英会話ができるようにならない」とか言われてますが、実際英語は「しゃべる」より「読み書きする」ことのほうが圧倒的に多い。留学という例外はありますが。そして非英語圏な外人は「しゃべれても書けない」人がとても多いんです(単語を正しく覚えてない、例えばPleaseをPleeseと書いたり)。だから、日本の英語教育は間違っていないんです。
まあ実際、「へろー」とか「はんばーがーぷりーず」程度が言えれば結構なんとかなるので、みなさん自分の英語力に自信を持ちましょう。
アメリカ人なんて英語が通じない場所などないと思っているぐらいなんだから、たまには良い薬でしょ。
ちょっとどーいします。