aruto's diary

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デイテルのPS2互換メモリーカード「メモリープラス32MB」について

 QMAのスポーツジャンルを勉強するためにウイニングイレブンを買ってきたら「メモリーカードの空きが2072kB必要です」なんてふざけた事が書いてあったので、デイテルの32MB PS2メモリーカードを買ってきました。64MBのやつも売ってたんですが、そんなには要らないのです。

 このように、実際使用可能な容量は31,997キロバイト。ドリームキャストの大容量ビジュアルメモリとかみたいな切り替えを必要せず、32MBがフツーに使える事にびっくりです。
 PS1時代の互換メモリーカードはよく消えたんですが(よく接触不良を起こした)、2000年ごろ?"メモリーキング"等が登場したあたりから互換カードも消えにくくなり、最近の互換カードは純正品と同じく、データが消える事故に遭うこともほとんどありません。
 5年前かな?PS1のゲームをプレイするのにメモリーカードが追加で必要になって、でも今さら128kBのメモリーカードを1800円で買うのも嫌なので互換カードを買ったんですが、ぜんぜんデータが消えたりせず、性能向上に驚きました。むかしの互換カードがよく消えたのは、たぶんデータを圧縮して格納してたからだと思います。ゲーム中に「セーブ完了」と表示されても実際は保存完了してなくて、圧縮処理が入るからそこからさらにしばらく時間がかかるんですよね。だから「セーブしてすぐに電源を落とす」と、データが消えることがよくありました。最近は圧縮してセーブするカードはほとんどないので、そのへんが問題になるカードは見かけませんね。
 で、今回のデイテルメモリープラス32MB。
 万が一同じ問題が発生したら嫌なので、試しに「セーブ完了した直後にひっこぬく」をやってみました。……消えません。でもメモリーカード管理画面で、225キロバイトの「ペルソナ4」のセーブデータを純正カードからコピーするのに10秒以上かかったりして、なんとなくセーブにかかる時間が純正品より長い気がします……ので、測定してみました。
 使用したソフトは「ネオアンジェリーク」(フルボイスではない)で、環境設定の新規保存時間を測定。純正品は10秒。デイテル32MBカードは13秒。3秒長いですね。純正品は5年以上使っているのに対し、デイテル32MBは買ってきたばかりのなので、フラグメントしてるから遅いなんてことはなさそうです(むしろフラグメントしてても純正のほうが速い!)
 でもまあ、互換品ということで純正品と比べたらある程度のリスクがあるのは確かなので、ウイイレや乙女ゲーとかの大容量を要求するゲームだけに使おうと思います。RPGとかは割と容量少なめなので純正品でいいや。
 しかし、ソニーはちゃんと8MBを上回るメモリーカードも使えるように設計してたんすね……。なんで純正16MBカードとかを発売しなかったんだろう。8MBを何枚も買わせたかったのか、それともニーズがなかったのか。今となっては謎。
 コレがPS3+メモリーカードアダプタで使えないのは、単に管理画面で8MBしか考慮してないとか、そんな理由だと思います多分。
 分解したときの様子、使っている半導体の詳細などはこちらを参照

追記)
大容量の互換メモリーカードは、他社からも色々出てるみたいですが、ひどいものになると「セーブするのに純正品の倍以上の時間がかかる」「そもそもセーブできない」物があるようです。
「名前も聞いたことがない海外メーカー製」「不自然に安い」「勝手にソニー製を名乗ってる」「ヤフオクの出品物で、ノークレーム・ノーリターンと記載されている」「パッケージがない、バルク品」などの製品には要注意。特にヤフオクでは粗悪品が出回っています。パッケージ付き・メーカー製・未開封新品・初期不良返品可以外のメモリーカードはヤフオクで買ってはいけません。