東京新聞:DS鬼ごっこで遊ぼ 無線通信で“情報戦”:社会(TOKYO Web)のねた。
スラドにあったけど、まさしくニンテンドーDSがアラン・ケイのDynabook(TOSHIBAのノートPCとは関係ない)になりつつあるんだな!
GUIを搭載したA4サイズ程度の片手で持てるような小型のコンピュータで、子供でも扱える低価格なものである。 ダイナブックは、文字のほか映像、音声を持つ「本(book)」のような存在であり、それを扱った人間の思考能力を高める存在であるとした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Dynabook
- GUIを搭載
GUI、タッチペン操作(直感的なポインティングデバイスは、Dynabook思想を満たすために必須であろう)。
- A4サイズで片手
A4どころかA6以下(A7くらい?)、片手でらくしょーですな。
- 子供でも扱える
そもそも子供が使えることが前提だ!
- 低価格
現役のゲーム機としては一番安いなあ。さらに旧型の中古なら1万円しないですねえ。
- 映像・音声
音声は普通に扱えるし、映像もいちおう扱える。そういや「プレイやん」は最近見ないと思ったら、販売終了してた。
- 本のような存在
形状はまさしく本ではあるが、見た目ではなく役割としての本のことだと思う。「DS文学全集」とか、辞書ソフトとかがこれにあたるのかな。本として使える事は使えるね。
- 思考能力を高める
学習ソフトはあるけど、アラン・ケイの主張というのは「頭がよくなる」ではなく、「思考の補助になる」「知識の集積ができる」という意味だと思うんですよ。ちょっとそれを満たしているのかどうかはよくわからない。辞書ソフトはあるから、当たらずしも遠からず、かなあ。
こうして考えてみると、まさしくSFみたいな世界だ。よし、ちょっとそれっぽく書いてみよう。
この手のひらサイズのコンピュータは、小学生の大多数*1が当然のように所持しており、一部の交通機関や教育機関でも使用され、インフラの一部となりつつある。
このコンピュータにはネットワーク機能が搭載されており、複数台での通信が可能。コンピュータ同士でも相互直接接続機能を利用した近距離通信が可能であり、他の機器と組み合わせれば、世界中どこでも、距離を問わない通信が可能である。
子供たちの間では遊び道具として使われており、このコンピュータでバーチャル・ペットを捕まえ、育て、対戦させる事が流行している。ネットワーク機能を使用し、遠くの国の見知らぬユーザ同士で対戦を行うこともできる。
そして旧来の遊びはその姿を変えた。鬼ごっこの際にもこのコンピュータは使われる。隠れた子供は鬼の情報を交換するために通信を行い、鬼は偽情報を流して攪乱する。そう、現代において、鬼ごっこは情報戦となったのだ。
こんな感じでしょうか。ちょっと前のSFだよね。
これだけ技術が進化すると、SF書くのは難しそう。「未知の分野」がかなり限られてきてるなあ。