なんか開発者のインタビュー見てみると、面白いゲーム作るぞーとか、そんな意見は全然出てなくて、「PS3はHDを体験させるものだ」と。
Q:PS3の思想、キーワードは何でしょう?
A:キーワードはハイディフィニション(HD)だと思います。
http://japan.cnet.com/sp/game2007/story/0,3800082083,20362217-3,00.htm
インタビューはもう見ていられない内容。PS3の売りは高解像度しかなくって、「高解像度」を、もっと面白くて未来的な美辞麗句に言い換えるのはどうしたらよいのか?という言葉遊びを社内で繰り広げた結果?としか思えない。その結果が
圧倒的に表現力が違います。
一度HDで作ったゲームになじむと、後戻りはできないでしょう。
単に「新しい」とか、「チャレンジ」だけではプラットフォームホルダーとして駄目でしょう。
http://japan.cnet.com/sp/game2007/story/0,3800082083,20362217-3,00.htm
「Wii/DSは、新しいチャレンジとか言われてるけど、そんなの単なるイロモノ」というレッテル貼りをしたいのが透けて見えますよ!。はあそうですか。で、SCEが言う「それでも我々は「ゲーム」を作る」って言って出てきているのはラチェットとかグランツーリスモとか。PS2時代の続編ばかりじゃないか。だいたいWiiとPS3を比較した場合の表現力の違いって何なのか。ポリゴン数と解像度しかないじゃないか。それを「表現力が違います」と高尚なもののように言い換えているだけ。
「新しさ」に着目することをやめたり、「チャレンジ」することを放棄したら、進化することをやめたも同然。もう淘汰されるのを待つだけでしかない。例えばドラクエやマリオはシリーズ物なのに長く続いているが、それは毎回新しいチャレンジをやってきた結果。例えばDQ2ではパーティ制度、DQ3のパーティメイキング&転職、DQ4のAI、DQ5のモンスター仲間システム、DQ6のスキルシステムなど。マリオはスーパーマリオブラザーズ→スーパーマリオワールド→スーパーマリオ64→スーパーマリオギャラクシーの流れを見てもらえれば、言うまでもないチャレンジの繰り返しが実感できると思います。
ちなみにカードの認識が酷いことで有名なTHE EYE OF JUDGMENT BIOLITH REBELLIONですが、そのカード認識技術については
嬉しいことに評判は良いようなのでほっとしています。
http://japan.cnet.com/sp/game2007/story/0,3800082083,20362217-2,00.htm
だそうです。もうどうでもよくなってきた。
と、このインタビューを読んで、「PS3にならではの、新しい発想や展開は特にない」「PS3はPS2の成功体験の後追いを目的としている」を強く実感したのでした。
CMは、それを象徴してますよね。「PS3で○○ができるよ!」として売るのではなく、「ハイビジョンテレビ買ったらそれだけじゃつまんないよ!PS3もいっしょにいかがですか?」と、マクドナルドメソッドで売っているだけ……。商売としては正しい姿だよ。でも、PS3はすでにメインではなく、「テレビ買ったら『どうせなら…』と思って買って貰う」のを期待する程度の存在でしかないのね、と落胆したのでした。