aruto's diary

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「さよなら絶望先生」9巻で久米田康治せんせがいい感じにネガティブになっている

そのハヤテの作者ですがお忙しいようで、授賞式に来ないどころか祝電も弔電もありませんでした。
なんでも後日サイン会を控えていて、その準備でそれどころではないとの事。
ファンを大切にする畑先生ならではのエピソードですね。この屈辱、一生忘れない。
「改蔵、アニメ化しろよ。改蔵の方が面白かった。」
今作のアニメ化が決まった後に、よく届くご意見です。
今になって言われても困ります。
だったらなぜあの時もっと面白いと言ってくれなかったのですか?
どうしてあの時、もっと応援してくれなかったのですか?
そんなにあなた方が面白いという作品がなぜあれほどアンケートで低迷していたのでしょうか?
ボクは過去にはこだわる男です。過ぎた事も忘れない粘着質な男です。
当時打ち切られる前に出した数々のSOSのサインをあなたたちは見落としたじゃないですか。
近所の子供の不自然なアザを見落とすように。
今のボクの漫画を改蔵より面白くないと非難するのは簡単です。
それを言う前にまず非難されるべきは、あの時SOSのサインに気づかなかった社会の無関心ではないでしょうか?(以下略)

作品内でのネガティブっぷりは、上手くギャグになりすぎていてなかなか気づかないのですが、紙ブログなのでネガティブ純度が高いです。さらに時間がなくて追い込まれていたのでしょうか(隣のイラストが印刷スレる事も気づかないくらい?)、いつものネガティブとは違ってネタに見えづらいです。いや100%本気で書いたとは言いませんが。ネタにできる程度なのでしょうし。
9巻の紙ブログの内容全編いつもよりネガティブ。セーブする余裕があんまりないというか。いつもサンデーのことここまであからさまに書かないですよね。この調子でいつもセーブしてる部分を止めて、本気でネガティブになった漫画を書いてみたらどうなるのか見てみたい気もする。危なすぎて少年誌には書けないか。
アニメ化に対して畑健二郎さんがどんな事書いてるのか、ちょっとサンデーの「まんが家Back Stage」見てきます。
9巻はパロディが多少あざとくなってる感じはしないでもないですが、ネタが面白いです。品のある毒が面白いです。が、7月に豆まきネタを読むのは少々辛いです。でもこればっかりはなんともなりませんよね。マガジンで読めって事ですよね。でもマガジンで読みたい作品がせいぜい2,3作品なんです。ちょっともったいないです。アーツビジョンネタをリアルタイムで読めた人たちがうらやましい。
こんな知った口してブログ書いてますが、実は私は「さよなら絶望先生」で久米田康治せんせを知ったにわかファンです。しかも手元の1巻は2刷です。「かってに改蔵」も今集めてます。でもまだ15巻までしか集まってません(なぜか最終刊は持ってます)。すいません。さらに本当の事を言うと、連載中に友人から「改蔵」のことを面白いと聞いていたのですがスルーしていました。すいません。
さよなら絶望先生への要望 : 紙ブログにトラックバックを送りたいのでURLを教えてくださ
すいません、無粋でした。100万回言われてますよね。
今までの紙ブログで一番面白かった。しかし自虐ネタの毒があまりに強くて、これどう見ても少年漫画雑誌の単行本じゃないです。いい意味で。