aruto's diary

Since 2003

「謎のゲーム魔境3」byゾルゲ市蔵

 なんか安かったので、ついカッとなって買ってきてしまいました。Amazonのあの値段はおかしい。
 今回はMSX特集です。まあMSXのみですね。裏表紙に画面に出るファンクションキーのアレ(KEY OFFで消えるやつ)が出てたり、表紙にプログラムリストが載ってたりと、なんとなくMSXっぽい雰囲気が漂ってます。
 MSXのゲームカタログとしても使えそうなくらいゲーム紹介が充実してます。ですがまあ、MSX1に偏っているあたりがご愛敬か(MSX全盛期がそのへんなので、仕方ないとも言える)。MSX2にも名作はあるけどサークとかイースとか……あ、これは88の移植か。記事のためにヤフオクで1万円出して落札したという「忘れじのナウシカゲーム」(あの「風の谷のナウシカ」のゲーム化で、宮崎駿にトラウマを植え付けたとかいう伝説が出ているアレです)がスクリーンショットつきで紹介されてたりするあたりは貴重かもしれません。つーか、SHIFT起動(ディスク用メモリを切り離すので使用可能なメモリが増える)しないといけないってなんだそれは!ゲームの内容は、まあお察し下さいという感じでした。
 MSX2用ゲームの紹介はほとんどないんですが、代わりにMSX1用ゲーム紹介量の豊富さは異常で、機動戦士ガンダムとかA.E.とか(ステージ開始時の描画待ち時間がなんだかのどかなアレ)よくわからないゲームも紹介していて、というかよくわからないゲームばかり紹介していて、あなどれません。HAL NOTEとかも紹介してますね。これはMSX1じゃないけどね。とりあえずMSXを語る上では外せないですよねこのへんは。
 カシオのブランドで、文房具屋流通でコナミのソフト(「コナミのピンポン」とか)を売ってたりは知らなかった。カシオのゲームはいくつか持ってたのに。マニュアルが行方不明だったので、「イーグルファイター」で離陸成功するのに数年かかったりしたのは良い思い出です。「伊賀忍法帳 満月城の戦い」はヤケクソ気味に高い難易度のせいで、結局2面がクリアできなかったのも良い思い出です。
 レイドックの紹介を見て思い出しましたが(スーパーレイドックだったかも)、アレはなぜかオープニングだけテープメディアでついていて……テープデッキが死んでたので結局オープニング見られないままでしたよ。どんな内容だったんだろアレ。なんでテープになったのかというと、本編が容量食い過ぎでディスクに入りきらなかったから、らしい。
 つかまあ、MSXが性能低かったわけじゃなく、ファミコンが性能高かったんだよ!MSXは同時期に発売されたSG-1000より高性能なくらいで(SG-1000がRAM1kB、MSX1がRAM8kB〜32kB)、これはまあフツーだったんですが、当時ファミコンはびっくりするくらいの高性能マシンで、これと同等の性能が欲しければ価格が10倍くらいのパソコンを買わないといけませんでした。今の感覚で言えばXeon+RADEON HD4870X2くらいの感じです。ちょっと言い過ぎました。でもまあ、あんな綺麗な絵が出て、スプライトがぐりぐり動いて4方向1ドットスクロールができるってのは、すごい驚きでした(まあ本体出てからスクロール機能使ったゲームが出るまでしばらくかかったけど)。
 閑話休題。記事に間違いはありますが、TMS9918をV9918と表記してたり、スクリーンショットが入れ替わってたりと些細なものです。まあ勢いで書いてるため、そもそも項目自体がネタだったりするものもありますが、気にするほどでもありません。つまりいつものゾルゲ氏のノリです。
 書評?レビュー?は久しぶり。もともとこういうネタ扱うサイトだったのにね。まあ書評と関係ない事もいっぱい書いたけどね!文体が混じってるのも気にしないよ!わざとだって言い張るからね!まあいつものことです。

 貼っといてアレですが、定価より高いじゃないか(笑)
 追記)実はMSX・FAN編集長インタビュー、AVフォーラムのよっちゃん(横川理彦/横川タダヒコ氏、元P-MODEL)の記事、MSXソフトリスト(ROMのみ)があったりと真面目な一面もあって油断ならないんですが、紹介しそこねました。あーあ。あと、「フレイ」「プリメ」「メタルギア」とかのMSX2用ソフトも紹介されてる事を補足しておきます。