aruto's diary

Since 2003

Nippon2007に行ってきました

第65回ワールドコン/第46回日本SF大会、です。世界中からSF/FT(Fantasy Tales)好きが集まるお祭りという感じでしょうか。

  • 〜10:00:受付

〜10:00となってますが、実際はそれを大幅に超えます。人数がすごく多いのと、受付のキャパが足りないのとで、すごく時間かかります。到着後4,50分くらい並んだかな?

  • 10:00〜「異世界ファンタジーと大長編世界」

ひかわ玲子深沢美潮、ロビン・ホブ、エレン・カシュナー。
日本と海外のFT事情について。ロビン・ホブさんは昔は違う名前だったけど改名した理由のひとつ、「H」だと書店の並びで目の高さにくるから。昔はアルファベットの後ろのほうだったので、下のほうになってしまって目立たなかった。というジョーク。

世界各国からお越しの変なゲーム好きは居なかったよ!内容はロボット/戦隊物に偏っていて、スーパーロボットとかそれ系のノリについていけない自分はちょっと残念な思いをした。
同時間帯の「アヴァン・ポップ」が面白かったらしい。笙野頼子さんが「今のを聞いてわかった。村上春樹は私の敵だ!」と村上春樹批判を繰り広げたらしい、とか。見たかったなあ。

なんであんなに情感たっぷりに朗読することができるのか!朗読を聞いていて軽く感動を覚えた。朗読したのは、小松左京マガジンに掲載された「冷蔵庫を捨てに」。e-NOVELSでpdfを購入可能。WebMoney買ってきて今度買います。単品は100円で34ページ、セットだと399円で175ページ。
隣でやってた「HOW TO 華道 1時間で分かる生け花教室」は外人ばっかりで面白そうだった。

  • 16:00〜「ファンタシイと伝承音楽」

エレン・カシュナー、デリア・シャーマン、田中光、yasuko、ひかわ玲子
ファンタジーノベルとトラッド・ミュージックとの関連。例えばエレン・カシュナー「吟遊詩人トーマス」は伝承音楽が元になっている部分があるとか。伝承音楽はストーリー仕立てになっている部分があって、そのストーリーを拝借したことがあるとか。(まあ、日本にも民謡が元ネタになってたりする話はたくさんあるので、それと同じようなもんでしょうか)あとペンタングルネタ。自分は聞いたことないんですが。ひかわ玲子さんは子供の頃Pentangle/Basket of Lightを聞いてものすごく影響を受けたんだそうな。
見所は、調子の悪いiBook G3と、ひかわ玲子さんのはしゃぎっぷり。ではなく、田中光さん&yasukoさんの生演奏。バラッドは本来アカペラで歌うものなので、伴奏なしで歌ってくれたyasukoさんを高く評価していた。聞き応えありました。エレン・カシュナーさん、デリア・シャーマンさんお二人の演奏もすごく良かった。ポイントは途中でノリが変わって「アメリカだとこういうノリになります」的な部分だろうか。自分は軽いアメリカ文化への風刺と受け止めたけど(笑)

  • ほか

帰りに本屋に寄ってみたけど欲しい本はなかった。とりあえずヴィクトリアン・ローズ・テーラー−恋のドレスとつぼみの淑女を買ってきた。こ、これはSFでもFTでもない……。ペンタングルのCDをHMVで見てきたんですが高いしラインナップ少ないしでイマイチで、結局Amazonで輸入盤を購入することにしました。値段が倍違うんですもの。探してた「伯爵と妖精 あいつは優雅な大悪党」は見つからず。新刊出てるのに1巻が無いって寂しいよ。